さんまさん、かっこいいー!

特番を見たせいもあるけど、
僕が一番好きな芸人さんは、明石家さんまさん。

談志師匠が一番すごいとは思うけど、好きという点では
さんまさんのほうが上です。

談志師匠が「さんまのまんま」に出て、
「テレビ、つまり大衆と今一つ合わないんだよなー、オレは」
と呟いたとき、さんまさんはカメラに向かって
「オレ、ずっと合ってるよね」と笑った。

談志師匠が、
「あんたそういうとこうまいねー、オレは合ってる。いいね」
と本気で言った、と思う。

ドキュメンタリーには出ない、生き様を商売にしない、
お笑いは下から、ダメなとこからいくから笑える、
「下で結構」など、感動する名言も多い。

たとえば、

「嫉妬したり、落ち込んだりするのは
自分がすごいと思ってる証拠。大した
ことないと知ってたら、なんてことない」

人を笑わせることだけに全てを賭けているから
本を書いたり、哲学者的な面を見せたり、
家族の葛藤を話したり、自分がこれまで生きてきた
道筋を誇ったり、誰か一流に人に出会ったことを
ことさら誇り自分を大きく見せたり、
そんなことを一切しない、あっぱれな人。

僕にとって芸人とは、粋で洒脱で軽やかだからこそ尊敬できる。
そのナンバー1が、明石家さんまさんなのです。