「恋したのは1975」 KEI UNIT

11月3日に誕生日を迎えて66歳になりました。

ただただ時の速さにたじろくばかりですが、

開き直りの気持ちで(笑)、僕らの世代だけにしか

通じない歌を作りたくなりました。

1975年、16歳の時代に戻って

あの頃のセピア色の言葉ばかりを

並べてみました。

詞はこんな感じです。

忘れられない あの時代

1975

君に恋したあの頃

コークスの風が 制服を揺らす

赤錆びのフェンスに 影が二つ

放課後の坂道 並んで歩く

君の笑顔が やけに遠くて

カセットに録った ラブソング

君にプレゼントしたくて

10円玉重ね 何度もレッスン

公衆電話で 初めて名前を呼んだ

忘れられない あの時代

1975年

君に恋したあの頃

貨物列車が 夕陽を割って

世界がやけに まぶしくて

「好きです」と言えずに 「キスです」

君は小さく 笑っていたね

ジュークボックスが 流すメロディ

「Mr. Lonely」 が 痛く響いた

渡せぬ手紙を 丸めながら

遠ざかる背中に 手を振った

忘れられない あの時代

1975

君に恋したあの頃

サテンのりぼん エメロンの香り

ポニーテール 丸い手鏡

茶色のローファー 制服の襟

白いギター ハートマーク

はにかむえくぼ

忘れられない あの時代

1975

君に恋したあの頃

忘れられない あの時代

1975

君に恋した あの頃