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あったかい毛布みたいな映画だった。
PMS(月経前症候群)、パニック
症候群、連れ合いを亡くしたショック
から立ち直れないロス、
登場人物それぞれが深い傷を負いながら
生きている。
三宅晶監督は、そんな人々を優しく
とても繊細なタッチで描いていく。
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鑑賞後、自分の心がまあるくなっている
ことに気づく。
事件らしい事件は何も起こらない。
淡々と話しが進んでいくにもかかわらず、
ずっと画面を観ていたい、いい気が満ちた
作品だった。
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僭越を承知で言わしてもらえば、
僕がずっと目指していた映画が、ここにある。
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