もう、最高!「マーティ・シュプリーム」

いやー、魅せられました。

2時間半、あまりの面白さに

スクリーンにくぎ付け。

まず卓球でのし上がろうとする主人公のキャラが

面白い。

ゲスでクズでどうしようもないけど、卓球に

関してだけは誠実。五分の魂ってやつだ。

これが実在した選手をモデルにしてるというから

すごい。

演じたティモシー・シャラメは、いつもの美男子を

脱ぎ捨て、このクズになりきってる、完璧な演技に

拍手。

先が読めないストーリー展開が面白い。

いろんなエピソードがたくさん詰まって

「パルプ・フィクション」を見た時の興奮と重なる。

フィクションなのにノンフィクションのような

リアリティが面白い。

舞台は1950年代で、日本も出てくるのだが

これがまたリアル。

出演してる日本人も知らない人ばかり。

でもみんなあの時代の顔、風情をさせた

ジョシュ・サフディ監督の演出がすごい。

キャスティングも見事。

主人公の適役になる日本人の卓球選手エンドウは、

2025年のデフリンピックの選手だし、

敵対するペン会社の社長役は、アメリカ版

「マネーの虎」にも出ている本物の企業家。

演技は二人とも素人だけど、信じられないくらいの

存在感。

映画界から引退した女優役は、自身も演技から

遠ざかっていた。

とにかくこちらの予想をはるかに超える

クレイジーなシーンの連続で

最高のロックを聴いたときのような

興奮と元気と勇気をもらえる。

こんな映画滅多にない。