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30年近く放送作家をやってきた。
主に情報とバラエティ系だったので
制作に関わった。
台湾の元植民地兵が主役で、国を相手取った
裁判を追いかけた。
番組は大きな賞をいただき、僕にとっても
キャリアになったが、主役のおじいさんは
道半ばで亡くなり、裁判も途絶えた。
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テレビってなんだろう。
以来ずっと考えてきた。
本作は、同じような疑問を抱きながら
それでも前へ進む女性たちを描いている。
声なき声を少しでも拾い、それを多くの人たちに
伝える。
絵にかいた餅かもしれない。
現場を知っている人間としては、甘いもの
じゃないのもわかってる。
でも、それさえできなければ、テレビは
本当に終わる。
このドラマにはそんな通奏低音が流れている。
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