2023カンヌ・パルムドール 「落下の解剖学」

映画館ではいつも後列の右通路側に

座る。

けれど、我が街北九州には

珍しく大入りで、やむなく

前から三列目で鑑賞。

これが大正解。

アップを多用する映像は近くで見ると

迫力があり、スクリーンに覆いかぶされ

そうになり、2時間34分、一度も飽きる

ことなく見入ってしまった。

真実は何か、妻は夫を殺したのか、否か、

子どもの証言はほんとなのか、

裁判の様子、妻のほうが社会的地位も高い

今どきの夫婦ケンカなど、どのシーンも

リアリティに満ちて、迫ってくる。

ミステリーとしてはツッコミどころは

あるが、僕はあまり気にならなかった。

主演のサンドラ・フラーの演技が

ほんとに素晴らしい。

4人、ダッフルコート、テキストの画像のようです