「サン・セバスチャンへ、ようこそ」
’
出来不出来がはっきりしている
ウディ・アレンの新作。
’
スペインのサン・セバスチャンの
風景はため息が出るほどキレイだし、
イングマール・ベルイマン、フェデリコ・フェリーニ、
ルイス・ブニュエル、オーソン・ウェルズ、
ジャン=リュック・ゴダール、フランソワ・トリュフォー、
クロード・ルルーシュらの名画をオマージュして
魅せるアイデアは秀逸。
俳優たちもいい。
でもストーリーが‥‥。
’
熟年の冴えないおっさんが少年のように
恋をするという話なんだけど、
笑えるほどのエピソードもないし、
切なくなる甘酸っぱさもないし、
うーん、だらだらしてるんですよね。
御年88歳で新作を撮ってるだけでも
すごいけど。
次回作に期待します。
あ、でもあの風景は、スクリーンで観る価値十分ですよ。
’