うーん、これは無理があるなぁ。「オッペンハイマー」

ノーラン監督の作品はこれまで

なぜか食指が動かず本作が初。

感想を一言でいえば、寅さんの名台詞

「てめぇさしずめインテリだな」

わかりにくさは予習を相当したので

クリア。

映画は、天才科学者の光と闇にスポットを当て

時代が変われば世間の評価がガラリと

変わること、核の虚しさ、無意味さ、

「一人を殺せば殺人だが、百万人を殺せば

英雄である」の怖ろしさを描こうと

しているのだと思う。

だからゆえ、なるべく社会や政治的背景を

省き、オッペンハイマーに寄せたのも

理解はできる。

後半は、サリエリとモーツァルトを彷彿と

させる対比も有りだろう。

けれどことは原子爆弾だ。

政治的駆け引きの中ですべて行われた大惨事、愚行を

天才の内省だけで追いかけるのは、やはり片落ち

だろう。

せめてパート1,2と分けてもっと歴史も含め

綿密に描いて欲しかったなぁ。

1人、ポスター、ボーラーハット、テキストのマンガのようです

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