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今日は作曲家で僕に歌謡曲の
世界を教えてくれた師匠、
城賀イサムの１７回忌です。
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「俺は二流の作曲家だが
なかにし礼、阿久悠、喜多條忠と
一流の作詞家と仕事してきた。
だから詞を見る力はある」
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と言いながら、僕の詞の批評を
「もっとギュッと、ズドーンと、
バシッと」
いつも擬音で教えてくれる。
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沢田研二さんの「ストリッパー」を
プロデュースした城賀の友人からは、
「高坂君、なんで彼から詞を習ってるの。
彼何を言ってるかわからないでしょ」と
不思議がられた。
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一軒、二軒と梯子し、最後に一番高い
クラブに来た時に必ず、
「もう金ない。払っとけ」とぽつり。
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でも、「いいか詞というのは、思いという名の
コップがあるとすれば、そこからあふれ出たものを
言葉にするんだ。お前のは、2/3ぐらいしかないのに
すぐに詞にしてる。それではダメだ」
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あのアドバイスは一生忘れません。
僕の大事な宝物です。
城賀先生、教えていただいたこと、今でも
感謝しています。
ほんとうにありがとうございました。
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写真は僕が先生を偲んで
プロデュースしたライブと
作品を編集したCDです。
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