(予告)「ここほれ!タウン」 始まります!

「ここほれ!」シリーズの第3弾は、
僕らが面白いと思った街を深掘りする「ここほれ!タウン」。
いよいよスタートします!

まず紹介するのは、僕(高坂)がもう25年以上住んでる、
北九州市八幡東区の中央町だ。

この街に住もうと思った決め手は、不思議な風情だった。

渋い鰻屋、天ぷら屋があるかと思えば、街角にはどーんと都市銀行が控え、
小さな焼肉屋にアメリカンエキスプレスカードの大きな看板。
ちぐはぐなんだけど、なぜか収まりは悪くない。
各店の接客も淡々としている所が多い。
売るぞという暑苦しさはなく、東京の下町にも通じるクールさがある。
若干だが気品さえ感じられる。

たとえれば、むかしは名を馳せた売れっ子芸者、
今は年老いてあまり声もかからないが、
いざというときのために化粧、踊りは欠かさず
プライドを持っていつも凛としている、
そんな感じがする街なのだ。

この趣はどこから来てるのか。それは1901年にさかのぼる。
富国強兵の旗印のもと、明治政府はこの地に官営八幡製鉄所を築き、
生産を開始する。
そのため、この街は一気に全国でも最も景気の良い街として浮上する。
製鉄所の三交代勤務のため、街は24時間眠らず、
その賑わいを狙って、日本中からスリが集まったという。

つまり凛とした風情はその名残りなのだ。
その証として、この小さなエリアに、
今でも創立百100年以上の店が5件もある。

そこでシリーズ第1弾は「中央町老舗百年物語」と題して、
各店の歴史・魅力を紹介していきたい。

どうぞ、小さな街の大きな物語に耳を傾けてほしい。