フレンダン・スロウカム
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著者が現役のヴァイオリニストなので
様子などもリアリティがあり、一気読み。
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主人公レイは、黒人のヴァイオリニスト。
子どもの頃からきちんと音楽教育を受けて
いない彼は、天賦の才能と必死の努力で
国際コンクールの優勝候補にまで上り詰めた。
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しかし大会を目前に、ルイの楽器は盗まれる。
失くしたのは、名器ストラディヴァリウス。
なぜ貧しい家庭に育った彼がそんな楽器を
持っていたのか。
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物語は、バイオリンを取り返そうと奔走する
ルイの姿を縦糸に、彼の愛器がたどった歴史や
いまも根強く残る黒人差別などの横糸を織り込んで
展開していく。
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ミステリーであり、音楽小説であり、
黒人青年のサクセスストーリーの魅力も
併せ持った本作。
読後、クラシックが聞きたくなる一冊です。
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![バイオリン、テキストのグラフィックのようです](https://scontent-itm1-1.xx.fbcdn.net/v/t39.30808-6/364807486_1497638050998100_658943438051494245_n.jpg?_nc_cat=108&ccb=1-7&_nc_sid=730e14&_nc_ohc=FKf16I7-vdUAX-02ol8&_nc_ht=scontent-itm1-1.xx&oh=00_AfBofWzsGhRsIAQhPHpTTNTIK7lZBd_YO8QD25_pyEXmrg&oe=64CDA930)
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1星野弓子