なんという展開、なんという脚本。 「マスクガール」

今、巷で話題の韓国ドラマ(Netflix)を

遅ればせながら、鑑賞。

いやー、とんでもないもの

見せられた。

テーマは、人は見た目がいいほうが得、絶対に

美男美女のほうがいい人生を送る、なんて

思う、いわゆる「ルッキズム」。

いやー、そんなことないとムキになっても

自撮りを盛るのが当たり前の昨今、

ましてや整形がデフォルメな韓国では

通じない。

このドラマはその本音を痛烈に批判し、揶揄し、

しかし人はそうだよな、誰だって嘘、隠しごと、

二面性があるよな、と物語を展開させる。

暴力、裏切り、殺人、レイプ、DV、嫉妬、

復讐と、人間のあらゆる負をこれでもか、

これでもかと抉り出していく。

ときにユーモアを交えるところも、憎いし

恐い。

あまりの展開に、痛快にさえ思えるところが

人気の秘密なんだろうな。

韓国ドラマには珍しく、七話で終わりというのも

観やすい。

しかし、ここまで作るかねー。話、盛り過ぎの

気もするけど、ガス抜きにはこのくらい激しい

ほうがいいのかなぁ。

僕はどちらかというと苦手なドラマだけど、

最後まで見てしまったもんなぁ。

力技で負けたって感じです。