優しさに包まれて 「だるまさんが」

かがくいひろし

日曜美術館でこの絵本作家の

ことを初めて知った。

画力のある美術家であったにも

かかわらず、特別支援学校の

先生になり、以来ずっと子どもたちと

寄り添って生きてきた。

そして50歳になったとき、

もっとたくさんの子どもを笑顔に

したいと絵本作家になる。

享年54歳。

たった4年間の作家人生だったけど

残した16冊の本はすべて

ロングセラーになっている。

僕も3年間、児童指導員という仕事で

子どもたちと付き合い、絵本の読み聞かせ

などもしてきたけど、子どもたちが笑って

くれると、ほんとに嬉しいんですよね。

なんか生きてていいよ、といわれてるような

感じがして。

だから作品を読んで、かがくいさんが、

子どもたちをいかに、愛し尊敬しているか、

笑い転げてる彼らをどれだけ救ってるか、

痛いほどわかって、涙が止まりませんでした。

展覧会、兵庫までは巡回するみたいなので、

行こうかな。