NHKスペシャル「Last Days ー坂本龍一最後の日々ー」



亡くなる二日前までの映像が
切なすぎるドキュメンタリー。

当たり前のことだけど
「誰でも絶対に死ぬんだな」と
この頃しみじみそう思う。
番組でも彼が言ってる
「どう逝くかですよね」
うーん、ほんとその通りなんだよね。

大腸がんでのたうち回ってるとき、
少しでも痛くない体勢はないかと
ベッドで何百回と体を動かした。
そのとき、「ああ、人間って
切羽詰まったら、高尚なことなんて
考えないんだ。野生で動くんだ」と思った。

番組では教授の残した日記を軸に
最後の日々までを淡々と描く。
僕とはもちろん雲泥の差で
音楽を、芸術を、人生をきちんと
まっとうしようという意思と
知性が彼にはあふれてる。
でも時折、ストレートに「チクショウ」と
いった声を文字に残していることに
なぜかほっとし、涙が出る。

生きてられることの奇跡。
きちんと噛みしめろ。
指導してきた東北ユースオケの定演を
ベッドの中で指揮する教授を
見て、泣きながら自分に言い聞かせた。