林家彦いち師匠がどんな方なのか、教えて

ほしいというメールをもらったので

ちょっと書いてみました。

林家彦いち師匠のこと

僕は昔からアウトドアの得意な男に憧れている。

山を登り渓流で喉の渇きをいやし、魚を釣り

焚火で焼き食らい、酒をあおる。

腹がくちたら寝転がり天の星を眺め、

酔って気に入りの歌を二つ、三つ口ずさんだかと思うと、

高いびき。朝までぐっすりと夢の中。

なんて、ほんと羨ましい。

林家彦いち師匠はまさしくそんな方だ。

ユニコーンを川で下り、ヒマラヤに登り、

インド、バイカル湖、シルクロード、

テーブルマウンテンなどなど世界の秘境を旅している。

そこで出会ったさまざまなことが師匠の

新作落語には生かされている。

「遊びって、アウトドアをすることだけが

遊びじゃないんですよね。趣味ってもう

無限にるわけです。じゃあ僕の趣味は

何なのかってことになりますけど、

面白話の追いかけ人ですかね。

本人次第でどうにでもなる。大事なのは

面白がるっていうことです」

このインタビューを読んで僕は師匠の新作が、

どうしてあんなに面白いのか、少しだけ

わかったような気がした。

一歩も二歩も自然や人の懐に踏み込み、

面白いことを見つけよう、楽しもうとしているから、

抱腹絶倒のエピソードに出会うんだろう。

皆さん、「面白がる力」溢れる落語家、

三遊亭彦いち師匠の噺を聞きたい方は、

10月27日(木)小倉・観山荘別館においでください。

まだ少しだけお席あります。