確かにスゴイんだけど「イン・ザ・ハイツ」

能天気な僕はMGMを代表とするハリウッドミュージカルが大好きで、毎日こんな風に歌って踊って暮らせないものかと、子どもの頃本気で考えていた。

だからほとんどのミュージカル映画は観てるんですが、その中でもこの作品はダンス、歌、がとにかくすごい。

貧しい暮らしに耐えながら、アメリカンドリームを夢見ている、中南米系移民の若者の群像劇というのも、わかりやすくていい。流れる音楽も、僕の大好きなラテンミュージックでかっこいい。

だけど、今ひとつ、……わくわくしない。理由は、脚本かな。

群像劇ということで、たくさんの人にフォーカスを当てたぶん、物語が散漫になってるし、ドラマ部分が弱くて、歌やダンスのパートばかりが目立つのも、僕としては?

「ラ・ラ・ランド」のときも同じ感想だったなぁ。

ちなみに僕の好きなミュージカル映画は「雨に唄えば」、「踊る大紐育(ニューヨーク)」「バンドワゴン」です。

もちろんミュージカルの傑作がつまった、「ザッツ・エンターテイメント」は1~3まで何度観たかわかりません!