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雑誌「通販生活冬号」に掲載されていた、落合恵子さんと「抱撲」の理事長、奥田知志さんの対談より。
ちなみに「抱撲」は、北九州でホームレス支援を33年間行っているNPO。これまで3640人を路上からの自立に導いてきた。現在は、子どもの学習支援、障碍者支援など27の事業を行っている。
その「抱撲」の代表、奥田さんの言の葉。
当時、ホームレス襲撃事件が多発していて、私たちにもSOSが来たのですが、ある人がこう言ったんですね。
「夜中にホームレスを襲いに来る中学生というのは、家はあっても帰るところがないんだろう。心配してくれる人がいないんだよ。帰る場所がないのは、俺も中学生も同じだ」
雷に打たれたくらいの衝撃的な一言でした。
人が人として生きていくには家や仕事があるだけではダメで、精神的に帰れる場所「ホーム」がないといけないーそのことに気づかされました。
奥田知志
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