上半期ベスト1かも「シカゴ7裁判」

いやー、スリリングな法廷劇に、心持っていかれました。

平和的に行うはずだったベトナム戦争の反対デモが、警察の挑発により暴動へ。しかし共謀罪の名のもと罪に問われたのは、8人の罪なきものだった。

7裁判なのになぜ、8人。

ここにもこの映画の深さ、史実ゆえの怖さがある。権力に逆らうとはどういうことか、民主主義とはなにか、裁判とはなにかを痛いほど教えてくれる。

監督は名作「「ソーシャル・ネットワーク」でアカデミー賞脚色賞を受賞したアーロン・ソーキンだけあって、見事。

しかし日本も2017年に共謀罪法、施行されたからなぁ。

他人ごとじゃないかも。