上半期邦画ベスト1「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」

僕は原作のマンガも読んだことないので、この世界観は正直よくわからないし、どちらかというとリアリティに欠ける映画は、楽しめるけど心にまでは残らない。

一作目のときは、映像のシャープさとアクションの気持ちよさを楽しんだ。

けれど今回のファブルは違う。

アイデア溢れる見事なアクション、しっかりとツボを心得た笑いのエンタメ力はもちろんだが、なにより、人間の持つ底力、ときには怒り、ときには悔しさをエネルギーに、歯ぎしりをしながら立ち上がっていくさまを描いていて胸に迫る。震える。

これだけのキャスト、メジャーなアクションムービー、超娯楽映画のジャンルで、骨太なテーマを軸に据えた、我らが江口カン監督に絶大なる拍手を送りたい。

あの名作「レオン」を越えたと僕は思う。キャスト、スタッフ、そして監督。作り手の熱い魂がほとばしる。

この映画、海外にどんどん出して欲しいな。