旅したくなる本  「始まりの木」

夏川草介

「神様のカルテ」が大評判の

人気作家の新作、文庫本に。

今回のテーマは、民俗学。

偏屈な民俗学者と研究生の

女子大生コンビが、日本を旅し、

科学や倫理でとらえきれない

不思議を探す”知”の冒険物語”。

柳田国男や網野善彦のファンなので

僕にはとても興味深く楽しい時間を

過ごさせてもらった。

小説としての面白さはもちろんだが、

取り上げている地域の魅力がそれ以上で

ここに出てくるところは全部旅しようと

思ってる。

各エリアはこんな感じです。

第一話 寄り道【主な舞台 青森県弘前市、嶽温泉、岩木山】

第二話 七色【主な舞台 京都府京都市(岩倉、鞍馬)、叡山電車】

第三話 始まりの木【主な舞台 長野県松本市、伊那谷】

第四話 同行二人【主な舞台 高知県宿毛市】

第五話 灯火【主な舞台 東京都文京区】