ほんわか、ほろり、ほろ苦い 「ふたたびの虹」 柴田よしき

最近大流行りの、食べ物屋+

ミステリー+人情噺ものですが、

ひと味違います。

京都生まれのはんなりした女将さんが、

店に集まるお客さんたちの抱える秘密と

謎を、見事な手際で解決していく物語。

え、よくある話じゃん、と思うでしょ。

でも女将さん自身も、大きな秘密を抱えて

いるんです。

小説の早い段階で出てくるので、これは

ネタバレじゃないですから、ご安心を。

最近料理に興味を持っている僕としては、

彼女の作る「おばんさい」も垂涎もの。

こんな店あれば、絶対に行くけどなぁ。

美味しいものと心があったかくなる話が

好きなら、超おすすめの一冊です。