文章を書くヒント②~寝かせる

文章(文書)を書く場合、たいてい締切というものがある。

言うまでもないことだが、締切ギリギリに完成させ、
そのまま提出した文章には欠陥が多い。

一度やってみると分かるが、前日書いた文章を翌日読んでみると、
いろいろ気になるところが出てくるものだ。

一日寝かせることで、自分の頭も冷やされ、冷静な目で、
客観的に自分の書いた文章を見ることができる。

これを繰り返すことで、文章の精度が上がっていく。

今日の結論。
「締切(提出期限)の数日前にひととおり書き上げ、
それを数日かけて見直していくことで、文章の精度は向上する」


それができれば苦労しないよ、という声が聞こえてきそうだが、
ポイントは「ひととおり書き上げる」ということ。
この時点で構成が固まっていなくてもいいし、
細かな校正校閲作業もこの段階ではやる必要がない。

例えば3本の記事を日曜日に提出する場合、
僕なら水曜日くらいまでに、粗削りの原稿を3本書き上げる。
それを交互に見直しながら、徐々に整えていく。

火曜日までに1本完成させ、木曜日までに1本、土曜日までに1本、
とやるよりも、見直す時間が多くとれる。

繰り返しになるが、文章の精度は見直した回数に比例するのだ。