大島康徳さんの言葉

プロ野球の中日、日本ハムなどで活躍し、
引退後は日本ハムで監督も務めた大島康徳さんが亡くなった。

ガンで闘病中であることは知っていたが…

大島さんのブログ(https://ameblo.jp/ohshima-yasunori/)には印象的な言葉が並んでいる。
その中から、今年の春頃に大島さんが書いたという文章を転載、紹介したい。

自分もこんな心境で最期を迎えられたら、と考えさせられる。

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この命を生ききる

この先の人生
何かやりたいことが
あるか?と
真剣に考えてみたけれど


特別なことは
何も浮かばない(笑)

高校を卒業して
プロ野球選手としての

人生をスタートし

この年になるまで

野球一筋、野球人として
生きることができた。

皆様のおかげです。

どうもありがとう。

そりゃ辛いことも
あったけど

それ以上に

この世界にいなければ
得ることが
できなかったであろう

ファンの方からの声援や
感動や喜びを
たくさんいただいた。

貴重な経験も
たくさんさせて頂いた。

よき先輩、よき後輩
よき仲間、よき家族に恵まれ

美味しいものをよく食べて
旨い酒をよく呑んで
大いに語らい
大いに笑い

楽しいこと
やりたいことは
片っ端からやってきた。

楽しかったなぁ…

これ以上何を望む?

もう何もないよ。

幸せな人生だった

命には
必ず終わりがある

自分にもいつか
その時は訪れる

その時が
俺の寿命

それが
俺に与えられた運命

病気に負けたんじゃない

俺の寿命を
生ききったということだ

その時が来るまで

俺はいつも通りに
普通に生きて

自分の人生を、命を
しっかり生ききるよ

大島康徳

ご冥福をお祈りします。