〝マラソン王者〟エリウド・キプチョゲの言葉

東京五輪で男子マラソン2連覇を果たしたエリウド・キプチョゲ選手(ケニア)。
圧倒的な強さを見せつけて文句なしの優勝だったが、勝利後のコメントも素晴らしい。

東京から札幌にコースを変更し、女子マラソンではレース前日に急遽、スタートを1時間前倒しにすることが決まるなど、その暑さも何かと話題になったマラソン。男子マラソンでも106人中30人が棄権した。

しかしこの絶対王者は酷暑について、ひと言も文句を言わない。

「日本は暑いと分かっていた。札幌もだ。それに適応できるようにトレーニングしてきた」

「(札幌の気候も)不満はない。みんな同じ状況で、今日は天候という意味ではフェアだと思う。それが競技だ」

札幌の気温や湿度がどの程度のものかしっかりと調べ、その上で自己管理、練習を行ってきたのだろう。この言葉を聞くと、不本意な結果を暑さのせいにする選手たちの言葉は、ただの「言い訳」にしか聞こえなくなる。

謙虚な王者。先日触れた日本柔道にもつながる精神だと感じた。