取材余録~「ズバリ」と言える生き方

「売れるネット広告社」の社長・加藤公一レオさんを取材した。

通販広告業界では知らない人はいない、というくらいの著名人で、担当したクライアントの売り上げを100%上げてきた、というスゴイ実績の持ち主だ。
僕自身、前職では取材や講座の講師もたびたび依頼し、大変にお世話になった。

加藤さんは僕より3つ年下の46歳とまだ若いのだが、思ったことを「ズバリ」と言う人だ。(ちなみに「ズバリ」というのは、加藤さんが本音を言う前の常套句だ)

SNSや雑誌連載などでも大手広告会社のクリエイターたちを相手に「広告は〝作品〟ではない。いかに売れるかが全てだ」など舌鋒鋭く本質を指摘する。

指摘されることが「図星」であるため、指摘された人たちは反感を持つだろう。表立って反論されることはあまりないようだが、敵も多いのだろうと想像する。

もともと自分の知名度と実力を上げて独立することをずっと考えていたというから、こうした過激な発言も、ある程度、計算されてのことかもしれない。

それでも反感を買うことが分かっていることを、堂々と発言できることは、すごいと思う。

ひとつの分野で注目される人になる、あるいは、一目置かれるようになるには、批判を恐れず、自分を出していくことが必要なのだろう。

反感も買わない代わりに、自分を出さず、誰にも知られない人生か。
批判はされても、自分のやりたいことを貫き、景色を変えていく人生か。

選ぶのは自分だ。